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【鹿児島 竹島様邸の紹介】
自分たちの手で少しずつ ― 変化し続ける理想の家

今回は2014年9月に完成した長島町にある竹島様のお宅をご紹介します。寡黙で優しそうなご主人としっかり者の奥様の2人で暮らしています。家を建てようと考え始めて4年―じっくり時間をかけて家づくりと向き合ったというご夫婦。雑誌の切り抜きをスクラップしていくうちに、自分たちのイメージが徐々に分かってきたそうです。「自分たちのイメージ通りの家が出来た」と話してくれました。ご夫婦こだわりの家とはー

家を建てようと思ったのはいつぐらいからですか?

(竹島様)4年ぐらい前ですね。

家を建てようと思ってからまずどんな準備を始めましたか?

(奥様) 最初は完成見学会とか地元の工務店の見学会を回りました。見学会に行ったら、ほとんどの会社さんがすぐ「間取りは?」「どんなデザインの家がいいの?」とか聞かれるんですよ。これが普通なんでしょうけど。
そんな中ある工務店さんの家の屋根裏を見る機会があって、屋根裏がすごいことになっていたんです。

屋根裏がすごいことになっていたってどんな感じだったんですか?


屋根裏まで丁寧に

(奥様) 雑というか…

(竹島様)屋根裏を見てびっくりしました。家の裏側ってこんな風になっているんだってその時に気が付いて。

(奥様) 家に関する知識とかほとんどなかったんですけど、家の情報雑誌などを購入しました。私たちも最初は「家を建てる」=「内装、デザイン、見た目」だったんですね。
雑誌を見ているときにたまたまCMシステム鹿児島の広告を見かけて、それがきっかけで無料勉強会に参加してみようということで4年前に始めました。ちゃんと頭金を貯めてから家を建てたいという目標があったので、ゆっくり家について勉強しようという感じでスタートしました。

CMシステムの広告を見た時に疑ったりする部分はなかったですか?

(竹島様)私は半信半疑な部分がありました(笑)

(奥様) 初めて聞く言葉ばかりでしたけど、私は勉強出来るっていうのがいいなと思って。勉強できる機会ってないし、どの会社もやっていなかったので。知らないことを知るっていいことなのかなと。

事務所が霧島市国分でご自宅が長島となると勉強会に通うのも大変じゃなかったですか?二時間半はかかりますよね?

(奥様) やっぱり遠いですけど月に1回とか自分たちのペースで通えましたし、すぐ建てたいっていう訳ではなかったので、ゆっくり勉強しようと思っていたので。それに、国分に遊びにいく感覚で楽しんでいました。

(竹島様)最初は数か月に1回とか、建てるって決まってから月1ペースだったかな。通うのは苦にはならなかったですね。

無料の勉強会があったことは、家づくりの過程で大きなものでしたか?

(奥様) 大きいと思います。でもはじめて勉強会に行くまではやっぱりドキドキしました。

1回目の無料勉強会を受けて実際いかがでしたか?

(奥様) 結構盛りだくさんで、頭がいっぱいになって帰ってきました。

(竹島様)知らないことだらけだったよね。

最初の勉強会はどんな内容だったんですか?


着工式

(奥様) 家づくりの裏話や、家の性能について、あとはエネルギー生み出す家というかドイツの雑誌とかも上野さん(CMシステムの事務所)のところにたくさん置いてあって、それも頂いたりして。
今まで目を向けていない部分だったので勉強になりました。上野さんが1人1人に合わせて分かりやすく説明してくれたので、どんどん知識がついていきました。

勉強会を受けて家づくりに対する考え方は変わりました?

(竹島様)変わりましたね

(奥様) 実家とか、住んでいたアパートとかも冬はすごく結露するし、夏はすごく暑いし、エアコンをつけていてもあまり効果がないような感じだったので、冬は暖かく、夏は涼しい家がいいと皆さん思われていることだと思いますけど。この家は結露しないんですよね。
結露が原因でカビが発生して家が傷んだりしますよね。周りを見ていてもローンを払い終わった頃に建て替えを考えたり、大掛かりな修理とか必要だったりしているので、どうして家が長持ちしないんだろうと考えたりするようになりました。家の性能を考えて建てれば、長い目で見て、長生きする家になるんだなって勉強会を通して学びました。

この勉強会がなければここまで家の性能について考えることはなかったかもしれませんね。

(奥様) 考えなかったと思うし、そこまで話をしなかったと思います


地鎮祭

勉強会をしているときは最初からCMシステムで建てようと思っていたんですか?

(奥様) 私は最初からCMシステムでって思っていました

(竹島様)私は途中からかな。初めは半信半疑だったので、話を聞くようになって信用ができるなって。ここら辺でもCMシステムで建てている人がいなかったので、逆にそれもいいかなと思うようになりました。


上棟

周りでCMシステムで家を建てられた人はいなかったんですよね?

(竹島様)長島では初めてですね。近くでも薩摩川内市ですかね。

周りにCMシステムの家がなかったことは不安ではありませんでしたか?

(竹島様)その不安はありませんでした。地元に知り合いの工務店さんや大工さんもいなかったので、自分たちで納得したものを探せましたし、勉強会を通してここで建てたいと思うようになりました。

実際に住んでみていかかですか?

(竹島様)9月から住み始めて冬を過ごしましたけど、あったかいですね。

(奥様) 前の家では、エアコンだけでは寒くて、ハロゲンヒーターとか入れないとダメでしたけど、今はエアコン1台で家中があったかいですし、昼間天気が良いときは、エアコンをつけなくても良い日もあります。9月はまだ外は暑かったんですけど、家に入った瞬間、す~っとなんか涼しい感じがしました。あと感じるのが、家の中の空気がすごく澄んで綺麗なんです。CMシステムで建てられた方はみなさんおっしゃっていますけど。
家に帰るのがすごく楽しいんです。休日とかもあまり出かけたくなくて家のことをやっていたいと思うようになりました。家を大事に思っています。

エアコンも1台なら光熱費もそんなにかかってないんじゃないですか?

(奥様) オール電化なので、ガス代がないだけでも違いますし、電気代もオール電化なのに安いんだなって思います。深夜電力を使うように自分自身も考えるようになりました。

家を建てるにあたってこだわった場所は?

(奥様) 各場所こだわりを持ちながら考えていきましたけど。

まず玄関は、ニッチ(壁にくぼみを作り雑貨などを置く飾り棚)を大工さんにお願いいました。

あと、リビングは吹き抜けにして天井を高くしたところと、各部屋には収納はあるんですがリビングには収納があまりないってことで、仏間を一段上げて下を収納にするようにしました。

仏間の天井部分をアーチ状にしたくて大工さんと話しながらしました。すごく気に入っています。

それと洗面所に主人の仕事着などを収納するクローゼットを広くとりました。

寝室は、ベッドじゃなく布団で寝るので、真ん中部分だけ畳にしたところもよかったなと。このアイデアは家を建てる前に、他の家でやっているのを見かけて良いなっと思っていてやりたかったんです。

あと寝室に関して言えば、窓を少し高い位置につけてもらいました。外からの視線も気にすることもないし、下の空きスペースにはモノを置いたりするのにもちょうどいいです。

私の一番のお気に入りは台所横の食品庫。やっぱり隠せるのはいいですよね。ブレーカー関係も全部食品庫の中にあります。細かい部分はもっとたくさんあるんですけどね(笑)

最初設計してもらったものと大きく変えたところはなくて一番最初に設計してもらった感じが気に入って。言葉だけで、わたしたちが思い描いていた通りにしてもらえるんだなってびっくりしました。

こだわり①
玄関のニッチ

こだわり②
仏間の下の収納

こだわり③
仏間の天井のアーチ

こだわり④
脱衣所に広い収納スペースを

こだわり⑤
寝室に布団を敷くため中心部分だけ畳を

こだわり⑦
台所横の食品庫スペース。ブレーカーなどもすべて隠す収納に

家づくりを振り返ってみて苦労したこと、大変だったことはありますか?

(奥様) 

家を建てるまでの土地の造成が大変だったかな。もともと畑というか森みたいになっていて土地もだいぶ低かったので、埋めて土をもって道路よりも少し高くなるように造成したんですけど、親とか周りの人が造成をしてすぐ家を建てて大丈夫なんだろうかって家が沈むって心配してくださって(笑)

CMシステムの上野さんにも相談して、この地盤で大丈夫なんだって保障というか安心を得るのに地盤調査を2回したのが大変でした。それでも周りの人はすごく心配していました(笑)私たちもCMシステムの上野さんのところで勉強して大丈夫だって分かっているんですけど、それを周りの人に説明するのが難しかったですね。周りにこういった建て方をした人がいなかったのでなかなか伝わらない部分がありました。

なかなか周辺への説得が大変だったんですね。周辺からの意見に迷いとかはなかったですか?

(奥様) 出会った専門の職人さん、CMシステムの上野さんや江口さん、みなさん相談しやすかったですし、信頼していたので迷いはありませんでした。若い棟梁だったんですけど、私たちがやりたいことに対して一緒に考えてくれて、仏間のアーチの形にしても何パターンも考えてくれたり、玄関のニッチにしてもどれくらいの深さにするか真摯に向き合ってくれました。私たちも楽しんで出来ました。

(竹島様)台風の時、棟梁は出来上がってない家に泊まっていました。それぐらい熱心な人でした。

外観も目を惹きますよね?

(奥様) 玄関の入り口は石で囲みたいなとか。外観がこげ茶色みたいな色にしたくて。

(竹島様)屋根は赤にしてガルバリウムを使ったよね。雨の音とかうるさいかなと思ったけど全く気にならないですね。

(奥様) 雷とかしてすごい雨でも気づかなかったり(笑)
道路脇に家があるのでトラックとか走るんですけど、車の音も聞こえないです。外観はウッドデッキも気に入っています。

(竹島様)元々の設計図にウッドデッキは入っていて、いいなと思いました。

(奥様) 私たちの希望を箇条書きにして、それをもとに設計してもらったと思うんですけど、最初から、ほんと私たちが好きそうな感じのものをくみ取ってくれたよね。設計図を見た時、「まさにこれだ!」って思いました。

次にお聞きしたいのがみなさんもきっと気になると思うお金に関することなんですが、最初に考えていた予算内に収まりましたか?

(奥様)

最初は家にかかるお金というのが何千万かかるとかそういうイメージでしかなくて、原価計算書で、建物自体の金額はなんとなく想像していたんですね。

ただCMシステムのいいところが、それ(原価計算書)とは別に総合資金計画書っていうのがあって、それは家以外にかかるお金が書かれていて、水道管をひいてきたりとか、土地を造成するときにかかるお金だったりとか、保険、太陽光など、家を建てるのに、家自体以外にお金がかかる部分がすごくあるんだなって知ったんです。

総合資金計画書を見た時は、予想外のお金に頭が真っ白になりましたけど(笑)でも、ありとあらゆることを踏まえて、総合資金計画書を出していただいたので、全体的にかかるお金、引っ越し費用も含めてこれくらい余裕を見ていた方がいいなとか、手元に現金をこれくらい残していた方がいいよねとかある程度予想が出来て、自分たちが考えていたよりも少し抑え目に出来たかなと思います。お金に関してすごく安心して建てられました。

周りの話を聞くと、後々かかる予想外の出費が痛いんだよねって聞いていたので、今回私たちはCMシステムさんがきちんと出してくれた総合資金計画書のおかげで助かりました。

総合資金計画書がしっかりしたものであれば、コスト面でも、ここはもっと削減できるなとか考えることができますね。

(奥様) 原価を出していただいてるので、電気1つにしても選べますし、予算の調整をすることが出来ましたし、一番譲れない断熱材だったり、性能の部分ですね。そこは勉強していくうちに大切な部分になっていきましたよね。家の基礎となる性能の部分にはお金をかけたいねとか。

(竹島様)抑えられるとこは抑えて、お金をかける部分はきちんとかけてと、メリハリをつけて安心して、冷静に考えられたよね。

これから家づくりをする人へのアドバイスをお願いします。

(奥様) いろんなことを勉強したり、知らないことをしっかり学んでいく時間はもった方がいいなと思います。私たちは、ゆっくり時間をかけて良かったなと思います。
メンテナンスとか、手の入れ方次第で家って長持ちすると思うんです。実際に私たちも床の塗装を自分でしているんですけど、自分たちで手を加えることで愛情が湧くんですね。年月が経っても、手をかけていつまでも健康な家であってほしいです。CMシステムではアフターケアについてもきちんとサポートしてくださるので、メンテナンスについてもしっかり考えていますしメンテナンスしていくのも楽しみです。

主婦ライターkaoriのつぶやき

【今回の格言】
家づくりは焦るべからず
じっくり吟味し、手をかけ、
理想の家に作り上げるべし

ご両親と一緒に農家をされているご主人。季節ごとに馬鈴薯、さつまいも、ゴーヤ、カリフラワーなど様々な農作物を作っているとのこと。今の時期(3月)はユリの花を育てているそうです。

私も今回取材後に、ユリをいただきました。この場をお借りして改めて、ありがとうございます!奥様に「お水につけるとぱ~っと花が咲きますよ」と言われていたので、家に帰りさっそく、家中の花瓶にユリを飾りました。その言葉通り、翌日にはピンクの綺麗な顔を見せてくれ、部屋中に甘い香りが…お花のある生活っていいですね。香りで癒されて、目で見てなんだかあたたかい気持ちになりました。


竹島さんのお宅はお庭もほんとうに素敵で、ビオラやオリーブ、季節のお花でいっぱいなんです。「プロの方にお願いする方が、もっと綺麗に出来るんでしょうけど、少しずつ自分たちの手で作っていくのがすごく楽しいし、愛着が湧くんです」と今、庭いじりにはまっているという奥様。なんと玄関先のレンガの道も自分たちで作ったそうです。すごい!!

最近は暖かくなり、ガーデニングを楽しめる季節がやってきましたね。実は私もガーデニングが好きで、うちはマンションなので狭いベランダで…私なりに工夫して育てていますが…(笑)広い庭で季節を楽しめるって一軒家の魅力だなと改めて思いました。

自分たちだけの庭。自分たちで作っていく庭。「手をかけることで家を愛することが出来る」この言葉通り、竹島さんの家はほんとうにあたたかい。もちろん家の性能を考えて作っているからということもあるんですが、二人の思いが伝わってきて心からあたたかいんです。

自分たちの手でメンテナンスさえも楽しむ。「変化し続ける家」。5年後10年後をまた見てみたいなと思わせてくれるそんな家でした。

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